妙なる静けさが心にしわたる―自然と人との神秘なる交感

2018年 アカデミー賞®外国語映画賞ジョージア代表作/2018年 全米撮影監督協会賞スポットライト賞/第30回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品

聖なる泉の少女

「聖なる泉の少女」は、山々の魔法のような美しさそこで暮らす人々の自然崇拝の文化に捧げられた賛美の歌である―ハリウッド・レポーター

8月24日(土〜9月27日(金)岩波ホールにてロードショー!!

後援;ジョージア共和国大使館/監督・脚本:ザハ・ハルヴァシ/2017年/ジョージア(グルジア)・リトアニア共同製作/1:2,35/ジョージア語/91分/日本版字幕:山門珠美/協力:はらだたけひで/原題:NAMME (東京国際映画祭2018上映時の題名は『泉の少女ナーメ』 ) BAFIS and TREMORA production NAMME starring MARISKA DIASAMIDZE, ALEKO ABASHIDZE, EDNAR BOLKVADZE, RAMAZ BOLKVADZE, ROIN SURMANIDZE, LASHA ABULADZE production Manager  MAMUKA TURMANIDZE sound designer JONAS MAKSVYTIS editor LEVAN KUKHASHVILI production designer  AKAKI JASHI directors of photography GIORGI SHVELIDZE, MAMUKA CHKHIKVADZE co-producer IEVA NORVILIENE producer SULKHAN TURMANIDZE director and scriptwriter ZAZA KHALVASHI world sales ALPHA VIOLET © BAFIS and Tremora 2017

解説

『聖なる泉の少女』はジョージアのアチャラ地域に昔から口承で伝わってきた物語に基づいた作品である。

「むかしむかし、泉の水で人々の傷を癒していた娘がいました。いつしか彼女は他の人々のように暮らしたいと願い、自らの力を厭うようになりました。そしてある日…」

霧に包まれた森と湖、美しく幽玄な自然を映した詩的映像、清冽で限りなく静謐な世界に映し出される大古から語り継がれた物語―本作は、古代の信仰の世界を通して、人と風土の内面的な絆の深さ、そこから生まれる神話的世界を描く。自然と人との霊的な交感を描き、心の世界を置き去りにした今日の物質文明に異議を投げかける。

ストーリー

『聖なる泉の少女』は、ジョージア(グルジア)の南西部、トルコとの国境を接するアチャラ地方の山深い村が舞台である。村には人々の心身の傷を癒してきた聖なる泉があり、先祖代々、泉を守り、水による治療を司ってきた家族がいた。儀礼を行う父親は老い、三人の息子はそれぞれ、キリスト教の一派であるジョージア正教の神父、イスラム教の聖職者、そして、無神論の科学者に、と生きる道が異なっていた。そして父親は一家の使命を娘のツィナメ(愛称ナメ)に継がせようとしていた。その宿命に思い悩むナメ。彼女は村を訪れた青年に淡い恋心を抱き、他の娘のように自由に生きることに憧れる。一方で川の上流に水力発電所が建設され、少しずつ、山の水に影響を及ぼしていた。そして父とナメは泉の変化に気づくのだった…。

劇場情報

8月24日(土)〜9月27日(金)
岩波ホールにてロードショー!!

連日上映時間
  • 11:00
  • 13:00
  • 15:00
  • 17:00
  • 19:00